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【フェルメール事典】第3部(6)「ステーンとダウ」ユーモラスと綿密描写

ヘラルト・ダウ《本を読む老女》1631-1632年頃 アムステルダム国立美術館  Rijksmuseum. A.H. Hoekwater Bequest, The Hague, 1912
ヘラルト・ダウ《本を読む老女》1631-1632年頃 アムステルダム国立美術館  Rijksmuseum. A.H. Hoekwater Bequest, The Hague, 1912
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 ヤン・ステーンは、酔っ払った人々や泣く子供、結婚式の様子など、にぎやかな庶民の暮らしをユーモラスに描いた風俗画で知られる。経営していた宿屋での人間観察を生かし、自分の家族らをモデルに作品を描いたと考えられている。

 「家族の情景」のように、床に物が散乱して混沌(こんとん)とした場面の作品が多いが、風刺や教訓を込めたのではないかとも推測されている。オランダ語で「ステーンの一家」が、散らかった様子を意味するほど、広く親しまれた。風俗画だけでなく、さまざまなジャンルの作品を数百点も制作した多作の画家だ。

 また、ガラス職人の息子として生まれたヘラルト・ダウは、巨匠レンブラント・ファン・レインの工房に弟子入り。「本を読む老女」など、師匠とは異なる綿密に描き込まれた繊細な作品で評価された。

 「フェルメール展」は、フェルメールと同じ時代のオランダで活躍した画家たちの作品も見どころだ。

 「フェルメール展」に登場する作品の背景や作者をキーワードに、17世紀オランダ絵画の魅力に迫ります。

 【ガイド】「フェルメール展」 大阪市立美術館(同市天王寺区)で5月12日まで。入館料は一般1800円など。問い合わせは06・4301・7285(大阪市総合コールセンターなにわコール)。

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