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【がん電話相談から】スキルス胃がん、高齢だが治療は?

 Q 91歳の父は1カ月前、食欲低下と吐き気のため病院を受診し、内視鏡検査の結果、スキルス胃がんで末期と診断されました。一部狭窄(きょうさく)があり食事が全く通らないため、療養型病院に緊急入院し点滴(末梢(まっしょう)静脈栄養)のみを受けています。父は身の回りのことは自分ででき、治療への意欲もあります。主治医からも体力的にも緩和手術など、より積極的な治療の可能性もあると、セカンドオピニオンを勧められています。高齢なので心配ですが、今後どのように対応したらいいですか。

 A お父さまは、91歳と男性としては高齢ですが、今回の病気になる前は大変お元気だったようです。体のコンディションには同じ年齢でも個人差があり、60歳でも体調の悪い人もいれば、90歳でも手術できるほど元気な人もいます。年齢だけでは判断できないので、専門病院を受診し、治療可能かどうか実際に見てもらった方がいいと思います。ご本人が受診できなければ、ご家族だけでも結構です。今は抗がん剤も、病状や患者さんの状態に応じたものがあります。狭窄を解除できるようなら手術も検討します。必ず手立てがあるとは言えませんが、可能性は十分にあります。

 現在、食事ができず点滴を受けているようですが、末梢静脈栄養では1日に投与できるカロリーが少なく、十分なエネルギー量は投与できません。可能であれば、鼻から細い管を入れて小腸まで挿入し、濃い栄養剤を投与する経腸栄養にすると、元気が出ます。

 Q 病理診断の結果がまだ出ていないのですが。

 A 病理診断は通常1週間程度で分かりますから、結果を待たず、すぐに紹介状を書いてもらい予約してください。今の状態で動けないまま病院にいると、どんどん衰えてしまいます。後悔することのないよう早急に行動を起こした方がいいでしょう。

 回答には、がん研有明病院の山口俊晴名誉院長(消化器外科)が当たりました。カウンセラーによる「がん電話相談」(協力:がん研究会、アフラック、産経新聞社)は、03・5531・0110。月~木曜日(祝日は除く)午前11時~午後3時。相談が本欄に掲載されることがあります。

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