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【フェルメール事典】第3部(5)「デ・ホーホ」光の表現 先駆者の影響

《人の居る裏庭》1663-1665年頃 アムステルダム国立美術館Rijksmuseum. On loan from the City of Amsterdam (A. van der Hoop Bequest)
《人の居る裏庭》1663-1665年頃 アムステルダム国立美術館Rijksmuseum. On loan from the City of Amsterdam (A. van der Hoop Bequest)
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 何げない日常生活を描く風俗画が定番となった17世紀オランダの美術市場。その先駆者となったのが、ピーテル・デ・ホーホだ。フェルメールより3歳年上で、30歳ごろまではフェルメールが生涯を過ごしたデルフトで活躍。後にアムステルダムに移った。

 室内画を得意とし、作品の構図や室内に差し込む光の表現などにおいて、フェルメールに影響を与えたといわれる。実際、フェルメールが没後200年を経て再び脚光を浴びる前は、フェルメールの作品がデ・ホーホの作品と混同されることも少なくなかった。

 「人の居る裏庭」のように中庭で安らぐ人々の姿や、母子のつつましく理想的な家庭像を描いて随一の人気を誇ったが、晩年は不遇で経済状態も悪化。生涯を終えたのは、アムステルダムの精神科病院だったといわれている。

     

 「フェルメール展」に登場する作品の背景や作者をキーワードに、17世紀オランダ絵画の魅力に迫ります。

 【ガイド】「フェルメール展」 大阪市立美術館(同市天王寺区)で5月12日まで。入館料は一般1800円など。問い合わせは06・4301・7285(大阪市総合コールセンターなにわコール)。

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