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吉野産無垢材の防音フローリング「音静香」開発

防音フローリング「音静香」。板の裏側に入れられた深さ8ミリの切れ込みが、高い防音性の秘密だ=奈良市
防音フローリング「音静香」。板の裏側に入れられた深さ8ミリの切れ込みが、高い防音性の秘密だ=奈良市

 吉野杉や吉野桧の無垢(むく)材を使った珍しい防音フローリング「音静香(おとしずか)」を、奈良県森林技術センターと木材加工会社「ホーテック」(奈良県大淀町)が共同開発した。マンション向けのフローリングとして売り出し、県産材の需要拡大につなげたい考えだ。

 音静香は、マンション管理組合などで定められる防音基準「LL-45」を満たしており、階下への話し声は25デシベル、スプーンを落とした音だと30デシベル近く低減される。これは通常の音量であれば、ほとんど聞こえなくなるほどの防音性能だという。

 優れた防音性能の秘密は木材の裏側に入れた切れ込み。木材の繊維を切ることで伝わる音を軽減するという。切れ込みが深くなれば防音効果が増す一方、強度が下がる。それゆえ、無垢材に高い防音性能を持たせるのは難しかった。だが、開発を進めた結果、年輪が細かく、節の少ない吉野産の木材なら、厚さ1センチの板に8ミリまで切れ込みを入れられることが判明。木の暖かみと防音性を兼ね備えたフローリングが完成した。

 吉野杉や吉野桧はかつて高級材として人気を博したが、木材の需要が減った近年は山の荒廃が問題となっている。県森林技術センターの室垣内(むろがいと)清明前所長は「新たな技術を開発し、県産材の需要を確保することで山を守りたい」。ホーテックの堀内嘉久社長は「無垢材には防音効果だけでなく断熱効果があり、木の香りも感じられる。ぜひ良さを体感してほしい」と話した。

 音静香は、素材がスギかヒノキ、表面塗装が植物系塗料かウレタン塗料の計4パターンから選ぶことができる。設計価格は1平方メートル当たり1万5千~1万8千円。問い合わせはホーテック桜井・安倍工場(0744・44・6100)。

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