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村川大介八段が逆転で奪取へあと1勝

十段戦第3局で井山裕太十段に勝利し、初の十段奪取まであと一勝とした村川大介八段=11日午後、長野県大町市のくろよんロイヤルホテル
十段戦第3局で井山裕太十段に勝利し、初の十段奪取まであと一勝とした村川大介八段=11日午後、長野県大町市のくろよんロイヤルホテル

 産経新聞社主催の囲碁タイトル戦「森ビル杯 第57期十段戦五番勝負」の第3局が11日午前9時半から、長野県大町市の「くろよんロイヤルホテル」で行われ午後5時11分、挑戦者の村川大介八段(28)が、井山裕太十段(29)=五冠=に151手で黒番中押し勝ちし、対戦成績2勝1敗で初の十段獲得にあと1勝とした。持ち時間は各3時間で、残りは村川3分、井山1分。第4局は19日に、大阪市北区の日本棋院関西総本部で打たれる。

 右下黒11の二間高ジマリなど、やや珍しい形で始まった。上辺黒41の厳しい打ち込みに、白42サガリは井山の力強い一着だった。

 一方で黒47が村川の緩着。白50に回った井山は、白52からの競り合いのあと、白60で優勢を築いた。

 ただ、右下白66から70までのツケ3連発は、井山に誤算があったよう。村川が中央黒75から85まで、右辺の白石を攻めて差を縮めていく。さらに左辺黒99切りから103ツケが急所で、流れを引き寄せた。

 「白104では(89の一路上に)当てた方がよかった」と井山。白に思惑違いがあったようで、このあたりで村川が逆転に成功した。

 井山は右辺白124の当て込みで勝負をかけるが、黒125アテが冷静な一着で、村川が勝利を確定させた。

 解説の片岡聡九段は「右辺から中央の白石を取り、井山十段が取りにきた左下をしのいで、逆に下辺の白を取った。村川八段が剛腕を発揮した一局だった」と話した。

 村川八段の話「最後、下辺で勝ちにつながる図がみつかり、いけるかなと思った。序盤はまずい碁だったので次はうまく打ちたい」

 井山十段の話「勝ち負けの結果を気にせず、思い切って打つだけです」

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 ウェブサイト「産経ニュース」で棋譜と動画を見ることができます。

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