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【健康カフェ】(150)処方薬 飲んでこそ治療効果出る

 70代男性が転居を機に私のクリニックを受診しました。これまで通院していた医院では、糖尿病や高血圧、脂質異常症の薬を処方されており、ちゃんと飲んでいるか尋ねると、「薬が多くて全部は飲みきれない。飲んだり飲まなかったりです」と言います。

 病気が2つ以上あれば平均6種類の薬が処方されており、後期高齢者では4人に1人が10種類以上の薬を処方されているそうです。たくさんの薬を飲むことが転倒や要介護となるリスクを高めることが知られていますが、治療上必要な薬はたとえ多くても飲む必要があります。薬を処方通りに飲まなかったり勝手にやめたりすると、治療がうまくいかない可能性が高くなります。

 米国の心血管病患者約35万人を対象に、脂質異常症の薬の服薬率と死亡率の関係を3年間観察した研究結果が今年2月、発表されました。これによると、服薬率が9割以上の人に比べ5割以下の人は30%、5割~7割以下の人で21%、7割~9割以下の人で8%、それぞれ死亡率が上昇していました。

 薬を飲まなくなる理由として、病気や治療をきちんと理解していない▽忘れる▽飲みにくい▽副作用が心配-などが挙げられます。

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