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【本郷和人の日本史ナナメ読み】新元号をめぐって(上)漢籍以外で作ってみた「本郷試案」

 そこでぼくは苦し紛れに「愛凰(あいおう)」を推しました。これは中国の古典を典拠にしないので、良い字を2つ選んだのです。「愛」はもちろん良い意味の字ですが、皇太子さまがお好きではないか(愛子さまから推測)。それから「凰」は「鳳凰(ほうおう)」の一字で、フェニックス。平和になると出現するという伝説上の神獣で、手塚治虫先生の名作「火の鳥」にも通じる。「鳳」がオスで、「凰」がメス。これからは女性の時代なので、「凰」を選んで、「愛凰」としたのです。(次週に続く)

                   

【プロフィル】本郷和人

 ほんごう・かずと 東大史料編纂所教授。昭和35年、東京都生まれ。東大文学部卒。博士(文学)。専門は日本中世史。

                   

 ■「鳳凰」を花押にした竹中半兵衛

 羽柴秀吉の参謀として有名。名ははじめ重虎。ついで重治。美濃の斎藤氏に仕えた後に織田信長に仕え、秀吉の与力となる。黒田官兵衛とともに軍師として秀吉を支えたといわれるが、その実態は明らかではない。彼の花押は「千年おおとり」という字を記号化したもので、鳳凰が現れる平和な世の中を待ち望んでいた、とされる。

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