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【がん電話相談から】低リスク前立腺がんでホルモン治療中

 Q 68歳の男性です。排尿障害があってPSA値を調べたところ、1年間で6から9に上昇したので、3年半前に針生検を行いました。10カ所中6カ所が陽性、グリソンスコアは3+2=5で、前立腺がんと診断されました。仕事のため入院困難で、手術がいやだったので、とりあえずホルモン治療を続けています。主治医から、根治治療を考えた方がいいと言われ、放射線治療のサイバーナイフを勧められています。現在、PSA値は0・01です。QOLを低下させたくないのですが、治療方法を変更する必要はありますか。

 A PSAが1桁でグリソンスコアが6以下のがんは、通常進行するリスクが低いと考えられているので、QOLの低下を最小限に抑えるため、無治療経過観察が選択されることが多いと思われます。

 あなたの場合は、PSAの増加が比較的早く、生検の陽性本数も多いため治療を勧められたと思いますが、ずっとホルモンをやり続けるのは、筋力低下や骨粗鬆(こつそしょう)症、のぼせなどの副作用の点からQOLも低下しますし、あまり推奨できません。

 臨床病期の情報がないので断言できませんが、いったんホルモン治療をやめて経過観察という選択肢もあると思います。経過観察ではリスクが高く治療が必要という状況であれば、手術が嫌なら放射線治療を検討されればいいと思います。

 Q サイバーナイフと重粒子線治療の違いは?

 A サイバーナイフも重粒子も、精度の高い放射線照射で、1回あたりの照射線量を増やすことによって少ない照射回数でIMRT(強度変調放射線)などと同等の治療効果を狙っているものです。明らかな優劣はないので、慣れた施設でやってもらうのがよいと思います。

                   ◇

 回答には、がん研有明病院の米瀬淳二泌尿器科部長が当たりました。カウンセラーによる「がん電話相談」(協力:がん研究会、アフラック、産経新聞社)は、03・5531・0110。月~木曜日(祝日は除く)午前11時~午後3時。相談が本欄に掲載されることがあります。

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