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【新元号】国語学者の笹原宏之・早大教授「伝統踏まえつつ日本に目を向けた」

 国語に詳しい早稲田大社会科学総合学術院の笹原宏之教授は、万葉集から引用された新元号の「令和」について「出典として国書が選ばれたのは画期的。さらに自然をめでる部分からの引用がユニーク」と述べ、新しく感じられる部分が複数あることを指摘する。

 笹原氏によると、令和の字が含まれていた歌の部分は漢籍を踏まえている。それでも国書が出典とされたのは今回が初めてである上に、これまでの元号のような道徳や思想などが前面にあるものではなく、美しい春の宴の様子が描かれた文章から引用した点も「面白い」と語った。

 また、外来の言葉ではない日本固有の大和言葉には、ら行で始まる単語が存在しなかった。漢語の「れい」から始まる元号は奈良時代の「霊亀(れいき)」以来となるため、笹原氏は「音の響きも新しく聞こえた」と言う。

 新元号に日本独自の字や訓読みが含まれているわけではない。しかし、笹原氏は「伝統を踏まえながらも、日本の側に目を向けたという印象。今回の年号は新しい時代に向けた第一歩となるのかもしれない」と指摘した。

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