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【新元号】所功・京産大名誉教授「時代の要請に応える元号」

所功氏
所功氏

 わが国最古の歌集「万葉集」に由来する新元号「令和(れいわ)」から、2つの意外性を感じた。

 1つは初出の「令」だ。過去には「文久」「元治」に改元した1860年代、中国古典を典拠とする「令徳」という元号案があったぐらいで、ほかに確認できる記録は見当たらない。

 それでも、よく考えれば「令」にはめでたいという意味があり、新しい時代を国民がお祝いする上で理想的だ。

 一方、今回20回目となる「和」には、「やわらぐ」「おだやか」という意味があり、日本人の気質をよく表し、日本人好みの字だ。今回、「和」が入ると予想した人も多かったのではないか。

 新元号2文字を選定するにあたり、初めての字と多用されてきた字を組み合わせる手法は、昭和や平成の改元手続きを踏襲したとも取れる。ただ、私に「令」を「和」と合わせる発想はなかった。

 2つめは、出典を日本古典にしたことだ。これまで漢籍由来の元号が続いてきただけに意外性があったが、国際化の時代に国書から引用することは決して排他的な姿勢を意味しない。

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