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中高年ひきこもり61万人 若年層上回る

 内閣府は29日、半年以上にわたり家族以外とほとんど交流せず、自宅にいる40~64歳の引きこもりの人が全国で61万3000人いるとの推計値を公表した。中高年対象の調査は初めて。男性が76・6%で、引きこもりのきっかけは退職が最も多い。期間は「7年以上」が合計で46・7%に上り、長期化・高齢化が裏付けられた。

 平成27年度の前回調査で推計した15~39歳の54万1000人を上回った。内閣府は「引きこもりは若者特有の現象ではない」として、全体で100万人超に達するとみている。

 今回の調査で、誰が生計を立てているか尋ねたところ、自分と答えた人は29・8%にとどまり、父母(34・1%)や配偶者(17・0%)に依存している実態が明らかになった。

 引きこもり状態になるきっかけ(複数回答)は「退職」(36・2%)のほか、「人間関係」「病気」(いずれも21・3%)、「職場になじめなかった」(19・1%)が続いた。

 就職氷河期世代にあたる40~44歳の3人に1人は「20~24歳」で引きこもり状態になっており、就職活動がうまくいかなかったことが原因の可能性もある。

 調査は昨年12月に実施。40~64歳の人がいる全国5000世帯を調査員が訪問し、本人や家族から外出の頻度、引きこもりの期間やきっかけなどを聞いた。

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