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花見シーズン暗雲 カミキリ被害で桜伐採、栃木・足利の小中3校ですでに10本

クビアカツヤカミキリの食害で、成虫捕殺のためのネットが付けられている校門脇の桜=足利市高松町の愛宕台中学校
クビアカツヤカミキリの食害で、成虫捕殺のためのネットが付けられている校門脇の桜=足利市高松町の愛宕台中学校

 桜の開花シーズンを迎える中、栃木県足利市内の小中学校では多くの桜の木が外来昆虫、クビアカツヤカミキリの被害で伐採に追い込まれている。市内の小中学校13校の桜で食害が確認され、既に3校で計10本が処分された。クビアカツヤカミキリは3年前、足利で確認されたばかりだが、公園の桜などにも急速に被害が拡大している。これからの季節の花見にも影響しそうだ。

 足利市立愛宕台中(同市高松町)では昨年春、校庭周辺の桜数本に食害跡が確認され、樹齢数十年の古木を含む4本を伐採。校門脇の2本も枯死寸前となっている。学校関係者は「学校だけでなく地域の人にも親しまれてきただけに残念」と肩を落とす。

 そのほか、毛野南小(同市常見町)で4本、山辺小(同市八幡町)で2本を伐採。また市の昨年の調査では、桜の名所として市民に親しまれる織姫公園(同市巴町)、足利公園(同市緑町)など6公園で計10本の被害が確認されている。

 クビアカツヤカミキリはもともと中国などに分布し、幼虫が桜や桃などの果樹を食い荒らすことから特定外来生物に指定されている。平成24年、愛知県で、県内では28年夏、足利市鵤木町の雑木林で初めて確認された。その後、県南西部で被害が拡大し、昨年の県の調査では足利、佐野両市で前年比3倍以上の678本の被害が確認された。

 足利市に隣接する群馬県館林市では桜並木などに大きな被害が出ており、昨年、91本を伐採した。愛宕台中は館林市に近く、早い時期に成虫が侵入していたとみられる。

 現在、足利市は被害木にネットを付け、成虫を捕殺し、飛散を防ぐ措置を取っている。平成31年度には民間協力者養成のための講座を開催する一方、被害木の伐採費用補助も始める。市環境政策課は「市民の理解、協力を得て被害を防ぎたい」としており、市民に情報提供を呼びかけている。

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