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天皇、皇后両陛下の奈良ご来県に2万1千人が奉迎の歓声

神武天皇陵ご訪問を終え、橿原神宮前駅を出発される天皇、皇后両陛下=奈良県橿原市(鳥越瑞絵撮影)
神武天皇陵ご訪問を終え、橿原神宮前駅を出発される天皇、皇后両陛下=奈良県橿原市(鳥越瑞絵撮影)
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 天皇、皇后両陛下が26日、神武天皇陵(橿原市)を参拝し譲位の報告をするため、奈良県を訪問された。在位中最後のご来県となることから、近鉄橿原神宮前駅から神武天皇陵までの約1・7キロの沿道は、両陛下のお姿を一目見ようと集まった約2万1千人の人で埋め尽くされ、奉迎の歓声が響いた。

 近鉄橿原神宮前駅の駅前ロータリーでは、両陛下が到着される約2時間前には幾重もの人垣ができ、神武天皇陵へ向かう沿道には日の丸の小旗を手にした人たちがずらりと並んだ。

 午前7時ごろに駆けつけたという奈良県橿原市の松村美和子さん(86)は「両陛下は国民に寄り添われてきたので、とても身近に感じられる。名残惜しいけど、早くお顔を見たい」とご到着を待ちわびた。

 特別列車は午前11時過ぎに到着。両陛下はホームで出迎えた村井浩副知事らに笑顔で会釈された。駅前ロータリーに進まれると、朝早くから集まっていた人たちから大きな拍手と歓声が上がり、無数の小旗がはためいた。両陛下は何度も立ち止まってにこやかに手を振って応えられ、感極まって涙を流す人の姿もあった。

 名古屋市から訪れた城内薫乃(きうち・ゆきの)さん(18)は「譲位される前に直接お姿を見たかった。感謝の気持ちでいっぱいです」と目を潤ませた。小学生のとき、一般参賀に訪れた経験があるという千葉県船橋市の森将仁さん(19)は「もう一回、お目にかかりたいと思って来た。ゆっくりと手を振ってくださり、優しさと温かさを感じた」と話した。

 一方で、戦後から皇室の歩みを見続けてきた年配の人の中には、手を合わせ、深く頭を下げて両陛下への感謝の思いを表す人も。平成2年に陛下が即位の報告で来県されたときにお姿を見たという奈良県田原本町の岡本一利(かずお)さん(82)は「日本の象徴として平和のために尽力されてきたことに感謝しかない。これからはゆっくりしていただきたい」。同県五條市から訪れた西前栄夫(ひでお)さん(77)は「平成は激動の時代とあって大変ご苦労もあったと思うが、上品なお姿でした」と感慨に浸っていた。

 その後、両陛下は駅から車で神武天皇陵に移動し、初代天皇である神武天皇に譲位を報告する「親謁の儀」に臨まれた。陛下、続いて皇后さまが祭壇に玉串をささげて拝礼された。

 両陛下は午後2時半ごろに再び駅に戻ると、時間をかけて集まった県民らの声に応え、宿泊先の京都大宮御所(京都市上京区)へと出発された。

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