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【話の肖像画】智弁和歌山前監督・高嶋仁(72)(6)箕島・尾藤という壁

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甲子園でノックをする箕島の尾藤公監督=昭和58年8月
甲子園でノックをする箕島の尾藤公監督=昭和58年8月

 〈後に甲子園の常連校となった智弁和歌山。しかし、和歌山県大会では箕島(みのしま)の名将・尾藤公(びとう・ただし)監督が壁となって立ちはだかった〉

 うちが甲子園に出始めたときからですが、夏の県大会で箕島と当たるとやられる。7、8年はやられた。箕島との対戦がない年に甲子園に出場していた。やっぱり一つの壁があるんですね。箕島を県大会で破るようになってから甲子園に堂々と行けるようになった。

 〈和歌山の名将2人の交流はいつから〉

 練習試合をやるようになってから。何年目かは覚えていないが、練習試合を重ねて、そのうち定期戦になった。5月5日の「こどもの日」に智弁のグラウンドで2試合、昼飯はうな丼。そこまで決まっていた。昼食時にいろんなタイミングを見つけて、尾藤さんからひたすら話を聞く。すると嫌々話してくれるんですよ。そういう機会でないと聞けないですからね。試合をすれば、箕島の悪いところも見えてくる。その代わり、うちの悪いところも箕島は分かるわけです。時間はかかったけれども、勝てるようになった。晩年、尾藤さんは「あんたは強くなってええけど、ちゃんと和歌山の若いやつを何人か育てえよ」「将来『こいつや』と思うやつを育てなあかんで」と話していた。そのうちに亡くなられました。

 〈和歌山は高校野球の強豪校が多い。智弁和歌山の中谷仁(じん)監督はもちろん、他に期待している監督はいますか〉

 那賀(なが)の高津(たかつ)亮監督、和歌山東の米原寿秀監督は良いチームを作りますね。それから市高(市和歌山)の半田真一監督。彼はしぶとい。中谷(智弁和歌山現監督)の1歳下で、中学の先輩と後輩。この2校が今年の選抜に出る。半田はしぶといのが持ち味。ただ、公立の場合は優秀な子が来てくれる年は良いけれど、(進学に)成績などの条件がある。私立は少々成績悪くてもとれるので有利ですね。

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