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【書評】『小泉信三 ~天皇の師として、自由主義者として』小川原正道著

『小泉信三 ~天皇の師として、自由主義者として』
『小泉信三 ~天皇の師として、自由主義者として』

 戦前、マルクス主義批判の自由主義経済学者、慶應義塾塾長として知られた小泉信三(1888~1966年)の評伝。とりわけ今注目されるのは天皇陛下の皇太子時代の「家庭教師」役として、また、戦後の象徴天皇制の基盤作りに尽力したことだ。

 昭和24年に東宮御教育常時参与に就任した小泉は、英国王ジョージ5世の伝記などをテキストに、「誠実と信念」を兼ね備える「道徳的背骨」の形成を皇太子の教育方針としたが、幸田露伴「運命」、志賀直哉「城の崎にて」、井上靖「蒼き狼」などを人格教育に活用したことも興味深い。(中公新書・780円+税)

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