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女流名人3連覇 藤沢里菜さん(20) 「海外で勝てるよう切磋琢磨」

囲碁「第31期女流名人戦三番勝負」第3局で防衛を果たし、記念撮影に応じる藤沢里菜女流名人=22日午後、東京都千代田区の日本棋院(鴨川一也撮影)
囲碁「第31期女流名人戦三番勝負」第3局で防衛を果たし、記念撮影に応じる藤沢里菜女流名人=22日午後、東京都千代田区の日本棋院(鴨川一也撮影)
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 【きょうの人】

 フルセットまでもつれた囲碁の第31期女流名人戦三番勝負を制し、3連覇を達成した。「謝依旻(しぇい・いみん)六段は勝負強かった。勝った第2局も内容がよくなかったので、防衛できてうれしい」

 3カ月前、謝六段から女流本因坊を奪った日本棋院特別対局室で、今度は謝の挑戦をはねのけた。

 プロ9年目の昨年は女流立葵(たちあおい)杯をあわせ、5つある女流タイトルのうち3つを獲得した。43勝(23敗)は男性を含め約470人いる棋士のなかで2位タイの成績。謝を11年ぶりに無冠へ陥落させ第一人者交代を印象づけたが、「謝さんの力強い攻めには、まったくかなわない」と謙虚な姿勢は変わらない。

 4月には史上最年少棋士として仲邑菫(なかむら・すみれ)新初段がプロ入りする。10歳の少女に「あこがれの棋士」にあげられる自身もまた、11歳6カ月で入段した。東京都内の中学に通いながら対局に臨んでいたため、京都への修学旅行にも参加できなかった。今年、その京都で開催された第2局で勝利し、関係者のはからいによるお座敷遊びなどの観光も堪能した。もっとも、「アルコールを飲むと頭が痛くなる」と、酒豪で知られた祖父で師匠の藤沢秀行名誉棋聖とは似つかない。

 約1年前からひとり暮らしを始めたが、対局前は母親が食事を作りにきてくれるなど、まだまだ頼る部分も。それでも、今春誕生する8人の新人はじめ女流棋士には慕われ、また“標的”にされるのは間違いない。「切磋琢磨(せっさたくま)し、みんなで中国や韓国に勝てるようにしていければ」。平成最後の女流棋戦を制した平成生まれの双肩に期待がかかる。(伊藤洋一)

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