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東ちづるさん、LGBTの映画に込めた思い 「全ての人が生きやすい世界に」

「全ての人が生きやすい世界になればいい」。東ちづるさんは社会活動への思いを語った(酒巻俊介撮影)
「全ての人が生きやすい世界になればいい」。東ちづるさんは社会活動への思いを語った(酒巻俊介撮影)
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 骨髄バンクなどを支援する社会活動家でもある女優、東ちづるさん(58)が、LGBT(性的少数者)をテーマに手掛けたドキュメンタリー映画への共感が広がっている。各地で上映会が開かれ、学校現場でも教材にされている。「全ての人が生きやすい世界に」。映画に込められたシンプルな思いが胸に響く。(玉崎栄次)

 完成は一昨年

 東さんが手掛けた映画は「私はワタシ ~over the rainbow(オーバー・ザ・レインボー)~」(増田玄樹(げんき)監督)。90分の作品の核となるのは、東さん自身が50人のLGBTらにインタビューした映像だ。当事者やその家族が抱えた思いを率直に語る。

 映画の完成は一昨年だが、これまで全国で小規模の上映会が開かれてきた。その数は15都府県の40カ所に上り、今後も続く。さらに学習用に再編集され、要望した200校以上の小中高校に無償配布された。

 偶然参列した結婚式で

 十数年前のことだ。東さんは仕事でオランダを訪ねた際、偶然、同性カップルの結婚式に参列した。「誰もが添い遂げたい2人を祝福していた。とても自然に。それで考えるようになったんです。LGBTの何がだめなんだろう、って」

 同性カップルを結婚に相当するパートナーとして認める自治体も増えつつある。しかし、LGBTへの理解は十分ではない。「理解がある人と否定的な人の間に濃淡がすごくはっきりしてきた。ただ、否定するのが悪いわけではなく、『家族やカップルはこうでなければ』という思い込みがあるのではないかと」

 もちろん、それは解消可能な思い込みだ。例えば米国では、同性婚反対派の議員が、息子からゲイだとカミングアウトを受け、支持派に変わった例もある。

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