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【AYA世代】「がんノート」岸田徹さん 長いトンネルに一筋の光

AYA世代のがん体験について語る「がんノート」の岸田徹代表=4日、東京都千代田区(萩原悠久人撮影)
AYA世代のがん体験について語る「がんノート」の岸田徹代表=4日、東京都千代田区(萩原悠久人撮影)

 15~39歳頃までの思春期と若年成人(Adolescent and Young Adult)を指すAYA(アヤ)世代。この世代のがん患者には進学、就職、結婚、子育てなど、中高年とは違った課題が存在する。彼らは何を悩み、どう生きているのか。第1回は、がん患者のインタビューをインターネットで生配信するNPO法人「がんノート」代表理事の岸田徹さん(31)に聞く。(永井優子)

 ■25歳でがん告知

 社会人2年目の25歳の春、首に腫れ物ができました。近所のクリニックでは原因は分からず、会社の健康診断も異常なし。半年ほど過ごすうちにソフトボール大まで腫れが大きくなり、体調も悪くなった。いくつかの病院を経て、胎児性がんという希少がんで、胸やおなか、全身に広がっていると告知されました。当時の貯金は913円。治療費は親や友人に借りて乗り切りました。

 抗がん剤でがんが縮小し、首と胸の腫瘍を取り除く手術の後、突然息ができなくなるハプニングがありました。死を覚悟したとき、社会に何か貢献したい-と強く思ったのです。ブログで闘病記を書き始め、ネット生放送にゲスト出演した体験をヒントに、「がんノート」に発展しました。

 ■3つの特徴

 AYA世代には3つの特徴があると思います。お金や性、家族、学校のことなど一歩踏み込んだ情報が不足していること。そして、ロールモデルとなるような人の情報が見つからないこと。個人のがんブログも、社会復帰したら更新が止まるなど、「その後」どうなったのか一番知りたいことが分からない。最後は、同じような境遇の患者さんに出会えない孤独感です。

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