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「捨てられない服」でおしゃれを スタイリスト・石田純子さん新刊

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 潔く手放す「断捨離」が「よし」とされた平成の終わりに、あえて「捨てられない」を題名にした本が出版される。監修は本紙連載「大人流『素敵!』の見つけ方」でおなじみのスタイリスト、石田純子さん(63)。ファストファッションの台頭で最新の服が買いやすく、またフリマアプリで売りやすくもなった現代。石田さんはこの本を通じ、「最新の服でなくてもおしゃれは楽しめる。捨てられない服はあなたらしさを教えてくれる」と伝えたい、という。(津川綾子)

人生とともに歩む

 きょう発売される本のタイトルは「捨てられない服」(主婦の友社)。女優の中井貴恵さん(61)が40年来所有するシャツなど、著名人らが長年の愛用品と着こなしを見せる。さらに、編集チームが一般の50~80代の女性100人にアンケートを行い判明した、クローゼットの奥に眠らせがちな「捨てられない服」と、それをもう一度復活させる石田さん流スタイリング術が紹介されている。「捨てられない理由を聞くと、もったいない、というだけでなく、その服とともに歩んだ人生のそれぞれの思い出や心模様がありました」と、編集者の浅野信子さん(58)。

今風になるように

 27年前に母が手作りしてくれた茄子紺(なすこん)色のニットスーツが捨てられない、という栃木県栃木市の羽鳥加奈子さん(60)は、「幼い頃からセーターが小さくなれば毛糸を足して編み直し、ものを粗末にせず大事に使ってきた母を見て育ちました。そんな母が作ってくれた服は、着なくなっても捨てられません」。

 もう30代になる娘たちが小さかった頃、このニットスーツにパールのネックレスやコサージュを合わせて入学式などに着ていったが、「かしこまった場でしか着られない」とたんすで約20年、眠らせていた。

 「捨てられないなら、今風になるようにスタイリングを工夫して着てしまえばいいんです」と石田さん。石田さんは上下を別々に着ることを提案。上着は目立つ肩パッドを大判ストールで隠し、ジーンズを合わせて、日常でも着やすいカジュアルなコーディネートに。「こんなにラフな着こなしができるなんて。母と娘の大切なものをよみがえらせていただいた」と羽鳥さん。母は94歳で健在だが、「久々に着たところを見せたら、喜んでくれると思います」と話した。

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