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小惑星リュウグウに水あった はやぶさ2観測

小惑星りゅうぐう表面の水の分布。赤い部分に多く青は少ない。黄色は未計測(北里宏平・会津大准教授提供)
小惑星りゅうぐう表面の水の分布。赤い部分に多く青は少ない。黄色は未計測(北里宏平・会津大准教授提供)

 探査機「はやぶさ2」による観測で、小惑星「リュウグウ」に水があることが分かったと宇宙航空研究開発機構(JAXA)が発表した。地球の水は小惑星から運ばれたとする仮説の検証につながりそうだ。米科学誌サイエンス電子版に19日、掲載された。

 リュウグウの地表を赤外線で観測し、岩石と水が反応してできる鉱物を検出した。水の存在は地上からの観測で予想されていたが、詳細な観測で裏付けた。

 昨年8月には、地表の90%以上を観測して水が検出されないとしていた。その後、観測データを追加した上で観測装置の精度を再検討した結果、水の存在の確証が得られたという。

 生命に欠かせない水や海水は、リュウグウと同じタイプの小惑星が誕生直後の地球に衝突したことで運ばれたとの仮説が有力だ。水は水素の同位体比率が「指紋」の役割を持つ。採取した鉱物でこれを分析し、地球と一致すれば起源が同じだった可能性が高まる。

 チームの北里宏平・会津大准教授(惑星科学)は「水が見つかり、目的地を間違えていなかったと安堵(あんど)した。これから科学的な問題を解くことにわくわくしている」と話す。

 重力や密度の観測から、リュウグウがかつて現在の約2倍の速さで自転し、強い遠心力で赤道付近に岩石が集まり、そろばんの玉のような形に変化したとみられることも分かった。

 リュウグウは大きな天体に別の天体が衝突し、その破片が集まって数億年前に誕生したとみられることも明らかにした。

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