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【フェルメール事典】第2部(7)「高級なオコジョの毛皮」女性の上着 6作品に登場

ヨハネス・フェルメール《手紙を書く女》1665年頃 ワシントン・ナショナル・ギャラリー National Gallery of Art, Washington, Gift of Harry Waldron Havemeyer and Horace Havemeyer, Jr., in memory of their father, Horace Havemeyer, 1962.10.1
ヨハネス・フェルメール《手紙を書く女》1665年頃 ワシントン・ナショナル・ギャラリー National Gallery of Art, Washington, Gift of Harry Waldron Havemeyer and Horace Havemeyer, Jr., in memory of their father, Horace Havemeyer, 1962.10.1
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 「リュートを調弦する女」「恋文」「手紙を書く女」をはじめ、フェルメールの35点前後といわれる現存作のうち6作品に、白い毛皮の縁取りのある黄色い上着を着た女性が登場している。

 黒い斑点のある白い毛皮は、アーミンと呼ばれるオコジョ(イタチ科)のもので、中世ヨーロッパでは王侯貴族が愛用した超高級品。トランプのキングやクイーンの絵札に描かれていることもある。

 フェルメールは絵画の制作にあたって手持ちの衣装を使い回していたらしい。死後に作成された財産目録には「白い毛皮の縁取りのついた黄色いサテンの外套」という記述がある。同時代に活躍したハブリエル・メツーの「手紙を読む女」の女性もよく似た上着を着ているが、これはメツーがフェルメール作品を模して描いたとみられている。

 フェルメール作品に登場する装飾品や楽器、色などキーワードからその魅力を解き明かします。

 【ガイド】「フェルメール展」 大阪市立美術館(同市天王寺区)で5月12日まで。入館料は一般1800円など。問い合わせは06・4301・7285(大阪市総合コールセンターなにわコール)。

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