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【児童書】『映画ってどうやってつくるの?』

『映画ってどうやってつくるの?』
『映画ってどうやってつくるの?』

 □フロランス・デュカトー文、シャンタル・ペタン絵、大久保清朗日本語版監修、野坂悦子訳

 ■子供たちの興味を引く仕掛け

 いきなり最新技術のモーションキャプチャーが最初のページに出てくるから驚いた。デジタル化した人間の動きを想像上のキャラクターなどに置き換えてリアルに再現するもので、「ロード・オブ・ザ・リング」の例が載っているのだが、決して小難しい技術を羅列した本ではない。約120年前に誕生した映画の成り立ちから映画製作スタッフの役割まで、色鉛筆による淡い画風のイラストとともに易しく説明してある。

 圧巻は撮影スタジオでの役割分担の図だ。折りたたまれたページを広げると、4枚分のワイドな画面いっぱいに西部劇のセットが描かれ、監督以下スクリプター、撮影、照明、音声、録音、カチンコと、それぞれの係が配されている。バックヤードには美術や衣装、メークのスタッフも忙しそうに動いていて、映画が多くの力の結集で作られていることが一目でわかる。

 映画を作ってみようという興味を覚える子が出てくると同時に、もっと子供たちに映画館で映画を見ようと思ってもらえる期待が高まる一冊だ。(藤井克郎)

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