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【書評】『小説は書き直される 創作のバックヤード』 日本近代文学館編

『小説は書き直される創作のバックヤード』
『小説は書き直される創作のバックヤード』

 長く読み継がれてきた名作の数々はどのように姿を変え、現在の姿に至ったのか-。その長い時間の歩みをメモ類や草稿などの資料をもとにたどり直す。日本近代文学館で昨年開かれた企画展を、オールカラーで書籍化した。

 夏目漱石の「坊っちゃん」の原稿からは、小説の舞台である松山出身の高浜虚子が方言に修正を加えたのが分かる。一方、川端康成の「雪国」は雑誌に出た段階では、書き出しも有名な〈国境の長いトンネルを抜けると…〉ではなかった。豊富な事例から、小説が時間とともに自在に姿を変えていく“生き物”であることが伝わってくる。(秀明大学出版会・2500円+税)

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