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【書評】『続 横道世之介』 吉田修一著

『続 横道世之介』
『続 横道世之介』

 夏目漱石の『三四郎』を彷彿(ほうふつ)させる現代青春小説の続編。主人公の「それから」が描かれている。

 平成5年、24歳になった世之介は、パチンコとバイトで食いつなぐ日々を送る。この“人生のダメ期”に、暇潰し仲間の友人やシングルマザーの親子らと過ごした日々と、その27年後に彼らが世之介のことを振り返るエピソードが交互に描かれる。

 前作とは登場人物が異なるものの、平成初期の空気感を再現した独特の魅力は健在だ。世之介の愛すべきバカさかげんに「ダメなやつ」と笑える一方で、彼の「善良さ」にはホロリとさせられる。(中央公論新社・1600円+税)

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