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【フード 食】トレンド 大阪スパイスカレー ルールより「おいしさ」

「中崎町スパイスサロン バビルの塔」の鰹出汁(かつおだし)キーマ、チキンマサラ、週替わりカレーのあいがけ3種(1000円)。マッシュポテトやフライドオニオンで仕切られている
「中崎町スパイスサロン バビルの塔」の鰹出汁(かつおだし)キーマ、チキンマサラ、週替わりカレーのあいがけ3種(1000円)。マッシュポテトやフライドオニオンで仕切られている
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 今や日本の「国民食」となったカレー。欧風カレーにインドカレー、タイカレーとさまざまに“分化”しているが、勢いを増しているのが「大阪スパイスカレー」だ。「スパイスの入ってないカレーなんてない」とツッコミの入りそうな名称だが、既存ジャンルに当てはまらない、たっぷりの香辛料とオリジナリティーあふれる具材が特徴。「おいしければOK」というルールのないカレーが、全国のカレーファンに注目され、東京進出も進んでいる。(藤井沙織)

 ◆クセになる個性

 新ジャンルのカレーの盛り上がりにいち早く着目し、特集し続けているのがムック本「究極のカレー 関西版」(ぴあ)。5年前に同誌で「大阪スパイスカレー」と銘打って以来、「カレーファンやメディアでこの言葉が使われるようになった」と、編集長の鈴木秀明さんは話す。

 大阪スパイスカレーの持ち味は、とにかく香辛料でパンチを利かせた味。具材もさまざまで、タコ、カツオ、ホルモン、イカスミなど、従来のカレーにはなじみのないものもある。そのため、どの店のカレーも個性が強く、鈴木さんは「10人が食べたら、2~3人は『普通のカレーの方がいい』と言うでしょう。でも別の2~3人は『中毒的にはまる』」と話す。

 ◆SNSの影響も

 大阪でスパイスカレーを出す店が登場したのは8年ほど前にさかのぼるという。影響を受けた人たちが次々と店をオープンさせ、客足も伸びていった。

 「何でもありのカレーは、既存の『型』のあるカレーからすれば明らかに邪道。でも『おいしければいいやん』という大阪人の気質が、ブームを拡大させていったのでは」と鈴木さんは分析する。

 さらにコアなカレーファンの枠を超えて流行した背景には、インスタグラムなどSNSの普及も影響している。近年はインスタ映えも意識してか、野菜や副菜を色鮮やかにトッピングするなど、盛りつけにもこだわる傾向があるという。

 「スパイスカリー バビルの塔」(大阪市中央区)のカレーは、独特のスパイスが効きながらも、具材のだしやうまみが生かされた奥深い味わいが人気。遠方からの来客も多く、昨年夏には2号店「中崎町スパイスサロン バビルの塔」(大阪市北区)をオープンさせた。

 レシピはいずれもオーナー、福田タクシさんが考案。調合する香辛料は約20種類あり、中でも特徴的なのはカルダモンの使い方だ。ホールと粉末の両方を使用し、さらに提供する直前にペッパーミルでひき立てを振りかけることで、清涼感のある香りを立ち上がらせている。

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