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「奈良盛り上げる」 おおさか東線開業でインバウンド期待

JRおおさか東線
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 16日に大阪東線が全線開業した。同線では、新大阪-奈良駅間を結ぶ直通快速が1日に8本運行される。インバウンド(訪日外国人客)にとって「関西の玄関口」である新大阪駅から奈良方面へのアクセスが向上するため、関係者からは「奈良への観光誘客の弾みになる」と期待の声が上がる。

 「全線開業は大きなチャンス。多くの訪日客にお越しいただき、奈良を盛り上げていきたい」。JR西日本大阪支社の宮本芳明副支社長はこう強調する。

 これまで新大阪駅から奈良駅へ向かうには、東海道線に乗った後、大阪駅で大阪環状線などに乗り換えなければならず、1時間あまりかかっていた。おおさか東線の全線開業によって乗り換えが不要となり、乗車時間も約10分間短縮できる。

 近年奈良を訪れる訪日客は増えているといい、奈良県の推計では、平成24年に28万5千人だったのが29年に209万人まで増加した。観光業者は、全線開業によって奈良を訪れる訪日客はさらに増えると期待する。JR奈良駅前にあるホテル日航奈良の川那辺宰(かわなべ・つかさ)さん(37)は「さらなる誘客が見込め、ホテルへのアクセスなどお客さまに対する案内がしやすくなる」と歓迎する。

 一方、「奈良を訪れる訪日客が必ずしも増えるわけではない」と慎重なのは、奈良市観光協会の高橋一専務理事だ。

 現状では、京都駅から近鉄特急に乗って奈良へ移動する訪日客が多く、全線開業で新大阪駅からのアクセスが良くなるからといって奈良を訪れる訪日客がどこまで増えるかは不透明という。しかも、現時点では直通快速は通勤時間帯の朝夕4往復しかなく、誘客効果が限定的になる恐れもある。

 それでも、高橋専務理事は「訪日客にとって選択肢が増えるのは確かだ。来日する前に情報収集をすることが多いので、積極的に情報発信してアクセスの良さを知らせていくことが大事」と語る。同市観光協会はJR西などと16日から、県内の寺社をめぐるツアーなどを展開し、全線開業をアピールする。(江森梓)

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