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相場英雄さん、本紙連載小説『KID』刊行 スピード感満点「読者に旅を」

小説『KID』
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 昨年5月から12月まで本紙に連載された相場英雄さんの『KID(キッド)』(幻冬舎・1600円+税)が刊行された。濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)を着せられた元自衛隊員が、警察が作動させた超法規的監視システムの追跡をかわしつつ、事件の真相に迫るアクション小説。格闘、カーチェイス、心理戦、銃撃、裏技…スリリングな見せ場が続く。「ここまでテンポがいいのは初めて。最速ですね」と振り返る。

 〈香港で中古カメラ店を営む城戸護(きど・まもる)は、特殊技能を生かして警護の仕事も兼業している。雇い主とともに久しぶりに日本に戻ったとたん、殺人事件に巻き込まれる。誰が仕掛けたワナなのか。狙いは何か。背景を探ろうとするが…〉

 そんなふうに語られ始めるストーリーは、ジェットコースターのように、乗り込んだ読者を振り回しながら疾走する。連載中は「飽きられたらおしまい」と思って書いていた。

 「読者に旅をしてもらいたいと思っています。今回は香港、福岡や仙台と舞台も変わりますし、登場人物の視点で一緒にドキドキしたり、違う視点にハッとしたり。シーンを楽しんでもらうことを意識した」

 連載前の香港取材、カメラを手にした相場さんは、朝から晩までひたすら街を歩いていた。市場や商店をめぐり、路地から路地へ。フェリーやバスを乗り継ぎ、街を彩る光や音、匂いを確かめるように。

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