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【大学発】デザインで地元貢献を 大阪芸術大(中)

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昨年11月、「第27回中日学生作品交流展」に作品を出展した●(=頼のおおがいが刀の下に貝)涵農さん
昨年11月、「第27回中日学生作品交流展」に作品を出展した●(=頼のおおがいが刀の下に貝)涵農さん

 大阪芸術大学芸術学部デザイン学科3年の●(=頼のおおがいが刀の下に貝)涵農(らい・かんのう)さん(29)は今年2月、出身地の台湾に里帰りした。実家がある嘉義(かぎ)市を走る森林鉄道に試乗し、沿線の無人駅や空き家の活性化策を探るのが目的だ。約2カ月間、現地に滞在し、卒業制作でリノベーションデザインを作品化する。

 6年前に来日し、日本語学校や大学付属の美術専門学校を経て昨春、デザイン学科の3年次に編入。故郷での調査を思い立ったのは「デザインプロジェクト」という産学連携型の授業を受けたのがきっかけだ。「自分のデザインで故郷に貢献したい」と語る。

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 授業では年下の学生とデザインや施工に挑戦した。その一つが不動産会社「レオパレス21学校法人営業部関西ブロック」(大阪市北区)と連携し、大学周辺のアパートの一室を芸大生向けの部屋にする「アートルームプロジェクト」だ。

 部屋を見学後、グループ別にアイデアを練り、営業部側にプレゼンテーションした。●(=頼のおおがいが刀の下に貝)さんは黒板の素材を使い、チョークで絵が描ける壁紙や壁に設置する収納ボックスを提案し採用された。実際の設営も担当し「デザインから施工まで学べ、貴重な体験になりました」。営業部の評価も高く、部屋はオープンキャンパスで公開された。今春入学の新入生向けに入居者を募集するという。

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 昨年11月には中国・上海大学美術学院で開かれた「第27回中日学生作品交流展」に“博物館に住めるアートハウス”を出展。大阪芸術大学が交流協定を結び、毎年交互に開催している展覧会だ。デザインプロジェクトでは資生堂大阪ビル(大阪市中央区)のウインドーアートのデザインにも取り組んだ。

 大阪芸術大学の魅力を尋ねると、「現場の第一線で活躍する先生方ばかりで創作のモチベーションが高まります」と●(=頼のおおがいが刀の下に貝)さん。卒業後は日本のインテリア関連の会社に就職し、プロのインテリアデザイナーを目指す。「日本に来て本当によかった。日本と台湾の文化を融合した作品を生み出したい」と力を込めた。

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