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担当医、学会ガイドラインに不満 福生病院の透析中止

公立福生病院=東京都福生市(共同通信社ヘリから)
公立福生病院=東京都福生市(共同通信社ヘリから)

 東京都福生(ふっさ)市の「公立福生病院」で昨年8月、腎臓病患者の女性=当時(44)=が人工透析治療中止を選び約1週間後に死亡した問題で、担当医ら病院側が、透析中止を判断するポイントを掲げた日本透析医学会の提言について「厳しすぎる」などと不満を漏らしていることが9日、関係者への取材で分かった。問題を調査中の都も病院側の見解を把握。病院側が事実上のガイドラインとなる提言からの逸脱を認識しながら患者に対応していたとみて、事実関係を精査している。

 学会が平成26年にまとめた提言では、患者が自己決定した方針を「尊重する」としつつ、透析中止の際に「生命維持が極めて困難な」状態などを検討しなければならない。さらに医師が患者や家族と十分に話し合うことを求めている。

 病院側は「多職種で対応し、家族を含めた話し合いが行われ、記録も残されている」とする見解を発表しており、患者本人や家族も含めた十分な検討が行われたことを強調。その一方で、担当医らが透析治療の現状に不満を抱き、あえて提言から逸脱することで問題提起しようとしていた可能性がある。

 情報を把握した都は今月6日、医療法に基づき同病院を立ち入り検査。この際に学会の提言を順守するよう指導したという。学会が設置した調査委員会も近く、同病院に調査に入る方針を固めており、病院の意向や担当医の真意を確認するとともに、問題点の洗い出しを進める。

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