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【介護と福祉のこれから】職種を超えて理想の未来へ スタジオ・エル 山崎亮代表

山崎亮氏(牛田久美撮影)
山崎亮氏(牛田久美撮影)

 介護や福祉の現場で抱える問題は複雑で入り組んでいる。人手不足はどの業界も同じだが、介護、福祉は命を預かる現場だけに、斬新な挑戦には慎重だ。

 このことを、「これからの介護、福祉を考えるデザインスクール」に参加した介護、福祉従事者はよくとらえ、何とか状況を良くしたいと意欲的だった。それ以外の参加者-転職希望者、学生、主婦・主夫、アクティブシニア、会社員、クリエーター、公務員ら異業種の人々は介護現場の現実に驚き、真剣に考えた。双方に学びがあった。

 どの課題も、介護、福祉の従事者だけで乗り越えるのは難しい。地域とのつながりも大切だ。一方、一般の人たちは介護の専門性に手を出せない。双方がしっかり組んで事業を進めることが事態打開の力になる。

 デザインスクールは、今まで出会うこと自体が難しかった人たちが出会った。6回(一部地域は7回)の会合では、特別養護老人ホームで一緒に職業体験をするなど、各回でチームビルディング(組織づくり)のゲームやプログラムを駆使した。

 普段はSNS(会員制交流サイト)も活用し、関係構築に時間をかけたのは、スクール修了後も提案を実行する仲間になってほしいから。やる気を育む一方で、何をやるかは参加者自身が決めた。その結果、予想以上に多様な提案が出てきた。「おいおい老い展」の約70の提案は、どれも特定の業界だけでは出てこなかったアイデアだ。

 後は実行するのみ。自分の事業所に取り込んだり、NPO法人を設立して副業とするチームも出るだろう。解散することになっても心配無用。今回学んだプロセスで、いつでも新しい活動や事業を開始できる。

 21日、いよいよ老い展が開幕する。ぜひ、全国の約500人が手弁当で力を注いだ実践の成果を見てほしい。理想の未来へ、きょうがスタートだ。(談)

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