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続く牛肉の全頭検査 安全から離れた“安心”対策

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牛肉の放射性物質検査の流れ
牛肉の放射性物質検査の流れ

 牛肉の放射性物質の全頭検査が続いている。平成23年3月の東京電力福島第1原発事故の後、放射性物質に汚染された牛肉が見つかって始まり、今年で8年。25年度以降は基準値を超える牛肉はないにもかかわらず、なぜやめられないのか。(平沢裕子)

 稲わら汚染で

 食品に含まれる放射性セシウムの検査は、国のガイドラインに基づいて対象自治体が計画的に行うのが基本だ。しかし、牛肉については、対象外の自治体なども費用は自ら負担し自主的に検査を実施している。

 この自主検査は、原発事故から約4カ月後に暫定基準値(当時、1キロ当たり500ベクレル以下)を超えた牛肉が全国に流通していたことが発覚して始まった。原因は、飼料の稲わらだった。東北地方の汚染された稲わらが全国に出荷され、被災地から離れた地域の牛にも与えられていた。検査が被災地だけでなく、全国の牛肉全頭に対して行われるようになったのは、このためだ。

 しかし、25年度以降は、24年から適用されたより厳しい基準値(同100ベクレル以下)を超える放射性セシウムを含んだ牛肉はない。だが、来年度もこれまでとほぼ同額の自主検査費用を見込む自治体は、少なくない。

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