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新学期前に考える「家庭での防犯教育」

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 登下校時には名札を裏返すことや、緊急時は重いランドセルを外して逃げるなど、持ち物をどうするかについても教えておきたい。

 こうした防犯の決めごとは、親子で買い物に出かけた際など機会をとらえて継続的に伝えていくことが大切だ。宮田さんは「『◯◯しなさい』と命令するのではなく、『お母さんとの約束だよ』などと表現することで、子供は大切な人との約束なので守ろうとする意識を強く持つ。子供の主体性を大切にしてほしい」とアドバイスしている。

                   

 ◆見守りサービスもAIで進化 異常行動を自動で報告

 子供に通信機を持たせて居場所を把握する見守りサービスは、人工知能(AI)の搭載により飛躍的に精度が高まっている。

 AIを使った見守りサービスを始めたのは、ITベンチャーのビーサイズ(横浜市)。AIを搭載した手のひらサイズの通信機「GPS BoT(ジーピーエス・ボット)」(重さ46グラム)をランドセルに入れておくと、衛星利用測位システム(GPS)で、登下校の出発、到着のタイミングや現在位置、移動経路を保護者のスマートフォンに通知する。

 これまでの見守りサービスの多くは、保護者がスマホを操作して子供の位置を探さなくてはならなかった。同社のサービスは年内に、普段通るルートを外れるなどの異常を捉えた場合、自動で報告するようになる。AIが、GPSを介して子供の位置を常に把握しているのだ。塾などの立ち寄り先は、1カ月ほどで学習する。

 八木啓太代表は「共働き世帯も増えているのでテクノロジーで見守り活動をサポートしたい」と語る。

 昨春、長男の小学校入学を機にサービスを利用し始めたという自営業、井上加織さん(43)=東京都世田谷区=は「入学直後、通学路を間違え何度も迷子になった。子供がどこにいるのかすぐに分かるので捜索できた」と話した。

                   

【プロフィル】宮田美恵子

 みやた・みえこ 日本女子大客員准教授などを経て現職。順天堂大大学院研究員なども兼務。専門は安全教育。著書に「うちの子、安全だいじょうぶ? 新しい防犯教育」(新読書社)など。

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