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【老舗あり】栃木県栃木市 片岡写真館 明治150年 時代を写し続け

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 如松は当時の県庁やガス灯が並ぶ街道沿いの街並みなどを撮影。文明開化の時代を写した貴重な資料となっている。平成23年には、江戸時代の浮世絵師、喜多川歌麿の肉筆画「品川の月」を撮影したガラス乾板が見つかり、明治時代に流出するまで歌麿作品が栃木市にあったことを裏付けた。

 2代目の片岡武(たけし)は短歌をたしなみ、与謝野晶子らとも交流があったといい、写真家としても米国帰りの鈴木真一に師事し、写真館を受け継いだ。明治43(1910)年に関東を襲った台風で巴波(うずま)川が氾濫し、栃木町が陸の孤島となったときは、その惨状を記録。戦時中、3代目の勇(いさむ)が出征する様子や、戦後、米兵と幼い惟光会長がスタジオで記念撮影した写真などもある。

 歴史的資料も多数展示

 資料館には、松三郎が写した如松の写真や日本唯一とされる霧降の滝(日光市)を写した湿板など、貴重な歴史的資料も多数展示。地元の人も知らない栃木の姿を紹介している。

 平成24年、惟光会長が明治初期から昭和初期までの市内の様子を写した165点をまとめ、写真集「片岡写真館」(新樹社)を発行した。惟光会長は「道具は時代によって変わっていくが、写真の神髄は変わらない」と強調する。「映像として、どう捉えていくか、写真に関わる人は常に突き詰めてほしい」。5代にわたって栃木の街と人々を写し続けてきた老舗からのメッセージだ。(松沢真美、写真も)

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