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「女性差別は感情で解決できない」 話題の韓国小説家が来日

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チョ・ナムジュさん(中央)と川上未映子さん(右)の対談には多くの観客が集まった=19日、東京都新宿区の紀伊國屋ホール
チョ・ナムジュさん(中央)と川上未映子さん(右)の対談には多くの観客が集まった=19日、東京都新宿区の紀伊國屋ホール

 女性差別を正面から描き、韓国で100万部を超えるベストセラーとなった小説「82年生まれ、キム・ジヨン」(筑摩書房)の著者、チョ・ナムジュさんが来日し、東京都内で記者会見を開いた。日本でも8万部を突破する異例のヒットを記録するなど、国境を越えた反響が広がっている同作。どうしてこの作品を書こうと思ったのか。差別をなくすための“処方箋”についてはどう考えているのか。そんな思いを抱き、足を運んだ。(大渡美咲)

「矛盾」した80年代

 2016年に発表された「82年生まれ~」は、1982年生まれの35歳で主婦のキム・ジヨンが、人生のさまざまな場面で女性であるがゆえの差別に直面する様子を描いた小説。日本では昨年12月に邦訳版が出版され、現在までに7刷、累計発行部数8万部を突破している。

 作者のチョ・ナムジュさんは1978年生まれの41歳。名門女子大を卒業、放送作家として社会派番組や時事・教養番組などを10年間担当した後、2011年に小説家としてデビューした。2月19日に東京都新宿区の紀伊国屋書店新宿本店で行われた記者会見には、本人とともに翻訳者の斎藤真理子さんも同席。60人以上の報道陣が集まり、関心の高さをうかがわせた。

 主人公を自身より少し若い「82年生まれ」とした理由について問われたチョさんは、「韓国は1980年代に経済が大きく発展し価値観や社会の雰囲気が大きく変わったが、女性にとって理不尽な制度は解消されておらず、性差別の慣習も根強く残っていた」と、時代背景について説明した。

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