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【編集者のおすすめ】『残業学 明日からどう働くか、どう働いてもらうのか?』 「感染」「遺伝」からの脱皮図る

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 「上司がバリバリ働いているから帰りにくい」「残業代を目当てに無駄に残る人がいる」「残業が禁止されているけど、仕事は終わらないから家に持ち帰らないと」……。

 仕事の話をすると必ず出てくるのが「残業」に関する不平不満。こうした声を、単なる嘆きで終わらせることなく、データとして集めて残業の実態を解明したい。そんな思いから、本書『残業学』は2万人を超える大規模調査を実施し、書かれました。

 ひと口に残業と言っても、明治維新以降の工場労働の歴史や、外国と比較した際の日本的経営の特異性、近年の急激な人口変化など、さまざまな側面が絡みあっています。調査データを用いてそれらの要因を解きほぐしていくと、驚きの構造がありました。

 残業は周囲の雰囲気によって「感染」したり上司から「遺伝」したり、あるいは特定の人に「集中」したりするメカニズムを持っているのです。その結果、あまりの長時間労働に心が「麻痺(まひ)」してしまう人もいます。

 本書では、そうした現象を抑え、「働き方改革」を掛け声だけで終わらせないためのヒントもたっぷりと提案しています。鍵となるのは、組織のマネジメント改善と透明化。残業代還元の有効性も明らかに。

 経済成長、給料アップ、出世への道などを残業へ依存していた社会から脱皮し、誰もが働きやすく、生産性の高い社会へ生まれ変わるための一歩が、この一冊から始まります。老若男女すべての「働く人」必読です。(中原淳+パーソル総合研究所、光文社新書・920円+税)

 光文社新書編集部 高橋恒星

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