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【大学発】ウインドーアートに挑戦 大阪芸術大(上)

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制作に取り組んだウインドーアートを鑑賞する●(=頼のおおがいが刀の下に貝)涵農さん
制作に取り組んだウインドーアートを鑑賞する●(=頼のおおがいが刀の下に貝)涵農さん

 昨年12月14日、資生堂大阪ビル(大阪市中央区)の1階エントランスに真っ赤な風船やツリーを施したウインドーアートが登場。夜間はライトアップされ、クリスマスの25日まで展示された。

 デザインを担当したのは、大阪芸術大学芸術学部デザイン学科の3年生19人。その一人、台湾出身の●(=頼のおおがいが刀の下に貝)涵農(らいかんのう)さん(29)は大学付属の美術専門学校を経て昨春、デザイン学科空間デザインコースの3年次に編入。デザインプロジェクトという産学連携型の授業の一環で取り組んだ。「作品の前で多くの人が足を止め、写真を撮る人もいて感激しました」と話す。

 来日したのは6年前。現地の高校を卒業後に職業軍人として空軍に入隊して4年間を過ごしたが、「もっと広く世界が見たい」と日本に語学留学。大阪市内の日本語学校で学ぶうちインテリアデザインへの興味が広がり、専門学校へ。在学中は部屋の内装や照明デザインの技術を磨き、公募展で銀賞を受賞したのを機に「空間デザインを本格的に学びたい」と考えるようになった。

 専門学校時代はデザインの図面制作が中心だったが、大学では産学連携型授業の一環でデザインや施工の現場を体験できることを知り編入を決意。昨年9月から資生堂ジャパン近畿事業部(同区)とタッグを組み、ウインドーアートのデザインに取り組んできた。

 デザインを発案する際、●(=頼のおおがいが刀の下に貝)さんが着目したのが資生堂大阪ビルの立地環境だ。展示期間中は周辺の御堂筋を中心にイルミネーションイベント「大阪・光の饗宴(きょうえん)」が開催される。同事業部との意見交換会で「イベントに溶け込むようなデザインにしたい」と提案。天井からライトが滝のように降り注ぐ仕掛けを考えたが、施工上の問題で実現できなかったという。

 「残念ですが、現実的なデザインを考え、臨機応変に施工しなければ」と自分を鼓舞する●(=頼のおおがいが刀の下に貝)さん。「感性だけでは成立しない商業デザインの難しさを実感しました。もっと現場で学びたい」と意欲を見せた。

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