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京大「本調査実施せず」…異議申し立て 旧731部隊の軍医将校論文めぐり

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異議申し立ての内容を説明する「満州第731部隊軍医将校の学位授与の検証を京大に求める会」メンバーら=京都市左京区
異議申し立ての内容を説明する「満州第731部隊軍医将校の学位授与の検証を京大に求める会」メンバーら=京都市左京区

 第二次大戦中に旧日本軍731部隊所属の軍医将校が博士号を取得した論文が、人体実験に基づいて執筆された疑いが持たれている問題で、京都大に論文の検証を求めている研究者らの団体が1日、大学から本調査を実施しないとの通知があったことを明らかにした。団体は異議申し立てを行い、本調査の実施を求めた。

 論文は、サルを使ってノミの一種「イヌノミ」によるペストの媒介能力を研究した内容。研究者らでつくる「満州第731部隊軍医将校の学位授与の検証を京大に求める会」は平成30年7月、「実験動物のサルは実際は人ではなかったのか」との疑義を示し、京大に検証を求める要請書を提出していた。

 同会によると、京大は要請を受けて予備調査を実施。その結果、2月に本調査は実施しないと同会に回答した。回答のなかで京大は「実験に使用された動物がサルであるということを明確に否定できるほどの科学的、合理的理由があるとはいえない」とする見解を示したという。

 会見したメンバーは「全く納得できない予備調査の回答と言わざるを得ない」と話した。

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