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江戸から明治のひな人形一堂に 京都国立博物館で「雛まつりと人形」展

最上段に内裏ひなが据えられた「御殿飾り雛」=京都市東山区の京都国立博物館
最上段に内裏ひなが据えられた「御殿飾り雛」=京都市東山区の京都国立博物館

 江戸時代から明治時代にかけて親しまれていたひな人形が一堂に並ぶ特集展示「雛(ひな)まつりと人形」が、京都国立博物館(京都市東山区)で開かれている。17日まで。

 ひな祭りの起源は、3月初旬に人形を用いてけがれを祓った行事「上巳(じょうし)の節句」とされる。やがて公家の女子の間で行われていた人形遊び「雛(ひいな)遊び」と結びつき、江戸時代には座敷にひな人形やひな壇を飾り付けるようになった。

 同展では、江戸時代中期に町方で流行した「享保(きょうほ)雛」や、実際の公家装束にならって作られ、現在のひな人形の原型とされる「古今雛」など約45点を展示。江戸時代に親しまれたひな人形の変遷をたどっている。

 なかでも「御殿飾り雛」は、京都や大阪など上方で好まれた飾り方で、最上段に内裏(だいり)ひなが住む御殿が設けられているのが特徴。数段にわたり華やかなひな道具が飾り付けられた江戸の飾りと異なり、ひな壇も2段程度で、家事の習得を願って台所や調理道具が加えられることが多かったという。

 ほかにも、木彫りに胡粉(ごふん)を塗り重ねて磨き上げた御所人形や、からくりが施された嵯峨人形など、さまざまな京人形も紹介する。同館の山川曉工芸室長(50)は「江戸時代から続く人形文化を身近に感じてもらいながら、季節感を楽しんでほしい」と話している。

 月曜休館。入館料は一般520円、大学生260円。問い合わせは同館テレホンサービス(075・525・2473)。

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