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【がん電話相談から】膵臓がん術後、再発の検査方法

 Q 57歳の男性です。半年前、膵臓(すいぞう)がんで手術を受けました。大きさ4・5センチで、リンパ節25個中5個に転移があり、ステージIIbの診断でした。現在、術後補助化学療法で抗がん剤ティーエスワンを服用しており、腫瘍マーカーCA19-9の値は基準値内です。先日のコンピューター断層撮影(CT)検査で、切除部位の近くの血管の周りに肉のようなものがついているように見え、再発の疑いがあると言われました。2カ月後に再度CTを予定していますが、ほかに再発を調べる方法はありますか?

 A 膵臓がんは術後の再発率が高いがんで、多くの場合、術後に再発予防のために抗がん剤治療を行うとともに、定期的に腫瘍マーカー検査や画像検査を行い、再発の有無を確認します。しかしながら、画像検査でもわずかな再発を診断するには限界があります。

 特に手術部位の近くには、手術の影響で局所の炎症が加わることがあり、影があるように見えます。けがの痕や手術の際に縫った皮膚がかたくもり上がる、あのイメージです。時間とともに影が大きくなる、腫瘍マーカーが急上昇する、などの所見があれば、再発を強く疑いますが、半年たってもあまり変わらないような場合には、術後変化の可能性も高いと思います。

 再発と術後変化を区別する方法としてPET-CTを行うこともありますが、PET-CTでも小さな変化は捉えきれないことも多く、最終的に経過観察となることが多いと思います。

 一方、再発と診断した場合には、小さな再発であっても、再手術を行うことはほとんどなく、抗がん剤治療を行うことになりますので、補助化学療法中に出てきた影であれば、再発と確定するまで、そのまま補助化学療法を行うことは妥当と思われます。

 回答には、がん研有明病院の笹平直樹消化器内科肝・胆・膵内科部長が当たりました。カウンセラーによる「がん電話相談」(協力:がん研究会、アフラック、産経新聞社)は、03・5531・0110。月~木曜日(祝日は除く)午前11時~午後3時。相談が本欄に掲載されることがあります。

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