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【皇太子さま59歳】「両陛下のお言葉 私の道標に」ご会見全文

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 「即位に関わる一連の皇室行事の在り方については、平成のお代替わりの折の前例を踏まえ、政府において十分な検討を行った上で決定したものと理解をしております。また、様々な事項の決定については、私も折々に説明を受けてきております。したがいまして、今回政府が決定をした内容について、私がこの場で何か述べることは控えたいと思います」

 ■平和な平成 若者の活躍に喜び

 --残り2か月余りで「平成」が幕を閉じます。「平成」とはどのような時代だったとお考えでしょうか

 「平成の始まりというときに、私は、同じ年に起こったベルリンの壁の崩壊を思い起こします。私は、その2年前の昭和62年に、ベルリン日独センターの開所式に出席するため、当時の西ドイツのベルリンに行きました。その時見た、冷たく聳(そび)えるベルリンの壁は、人々を物理的にも心理的にも隔てる東西の冷戦の象徴として、記憶に深く刻み込まれるものでした。その後、平成元年11月にベルリンの壁が崩壊し、東西のベルリン市民が壁を登っている姿に、新たな時代の到来を感じました。平成という時代は正に、この新しい世界の動きとともに始まったと言えると思います。

 冷戦の終結を受けて、二極の対立構造はなくなったものの、各地で内戦や地域紛争が増加しました。これに対して、日本は、開発援助のほか、復興支援や人道支援も積極的に行うことにより、世界の人々から高く評価されるようになりました。また、ノーベル賞の受賞や、スポーツ、文化といった分野でも、日本人が国際的に評価され、あるいは活躍する場面が増えましたが、これは平成時代の特徴ではないかと思います。オリンピックを例に挙げるまでもなく、平成を通じて特に、十代の中高生を始めとした若い人たちの活躍が目立ったように感じ、とてもうれしく思います。陛下がおっしゃっているように、平成が戦争のない時代として終わろうとしているわけですが、戦後長く続いてきた平和な日本の社会において、この国の未来を担う若い人たちが、夢を大切にしながら自分の能力を発揮できる環境が整ってきたことの証(あかし)であると思います。私も、これまでいろいろな場で若い方々と御一緒する機会を大切にし、その熱意や息吹を感じて心強く思ってまいりましたが、これからも若い世代の活躍を願いつつ、見守っていきたいと思っております。

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