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あの「恋文」、日本初や大阪初…名画の展示も創意工夫、フェルメール展

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大阪市立美術館のフェルメール展の展示風景。(右から)「手紙を書く女」、「恋文」。左奥はメツーの2作品=大阪市天王寺区(前川純一郎撮影)
大阪市立美術館のフェルメール展の展示風景。(右から)「手紙を書く女」、「恋文」。左奥はメツーの2作品=大阪市天王寺区(前川純一郎撮影)

 17世紀オランダ絵画黄金期を飾る画家、ヨハネス・フェルメール(1632~75年)の希少な作品を集め、大阪市天王寺区の市立美術館で始まった「フェルメール展」( https://www.vermeer.jp/ )。68万人を超える人を集めた東京展ではお目にかかれなかった「恋文」をはじめ、西日本で過去最多、6点のフェルメール作品と同時代の名品が並ぶ。美術館側も、鑑賞者に存分にフェルメールを味わってもらおうと今回、さまざまな工夫をこらしている。(正木利和)

■ブルーくっきり

 「青が美しいことから『フェルメールブルー』などといわれますが、今回はよりくっきり見えますよ」と大光電機( https://www.lighting-daiko.co.jp/ )の執行役員、金辻信之さんは自信満々だ。

 フェルメールといえば、光と色にこだわりぬいた画家。その色を鮮やかに見せるために今回、美術館が導入するのは同電機が開発した「アルティオQ+」(Q+)という照明器具だ。

 発熱効率をあげるため、一般のLEDは色の演色評価数を弱めに設定する。鮮やかさよりも明度を重視するためだ。しかし、「Q+」は基準となる15色すべてでその色がくっきり見えるよう波長を近似させる技術を追求して開発された。

フェルメールの名画を色鮮やかに見せる技術。左がQ+の光で、右の一般のLEDよりハイヒールの赤が鮮やかだ=大阪市中央区の大光電機ショールーム
フェルメールの名画を色鮮やかに見せる技術。左がQ+の光で、右の一般のLEDよりハイヒールの赤が鮮やかだ=大阪市中央区の大光電機ショールーム

 たとえば、「一般LED」の場合、青の演色評価数が「69」、一方「Q+」は「93」。緑「78」対「93」、黄「82」対「97」、赤にいたっては「4」対「95」と鮮やかさに大差がつく。「電源を内部収納し、無段階のダイヤルをつけたため1灯1灯の調光がしやすいと施工側にも評判がいい」と金辻さん。その「Q+」を今回、100基設置、もちろん、フェルメール作品はすべてこの光に照らされる。

■じっくり鑑賞

 東京では混雑緩和のために日時指定入場制を採用、会場となった上野の森美術館にはフェルメール作品を一堂に集めたフェルメール・ルームを設けるなど、「時間」や「空間」の仕掛けを行った。

 大阪では、広い美術館の1階をいっぱいに使えるため、こうした時間指定などを設けず、6点のフェルメール作品も3つの部屋に2点ずつ振り分けた。

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