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緻密な作戦で困難克服 はやぶさ2着地

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 はやぶさ2が探査の最初の山場であるリュウグウへの着地に挑んだ。地表は岩石だらけで、着地に適した安全な場所が見つからないという予想外の現実に直面したが、緻密な戦略で困難を乗り越えた。

 はやぶさ2は設計上、狙った場所と実際に着地する場所は50メートルの誤差がある。これまで小惑星には一定の広さの平地があると考えられていたため、この性能で十分と見込んでいたが、リュウグウには平地がほとんど見当たらない。

 このため当初予定した昨年10月の着地を延期し、岩石が少ない場所を徹底的に調べた。着地の位置精度の向上に役立つ目印を地表に投下して精査した結果、赤道付近にわずか半径3メートルの安全な平地を見つけた。

 カメラで目印を捉えて機体の位置を正確に確認しながら降下させるため、搭載コンピューターのプログラムを新たに設定。目的地のわずかな重力の偏りを考慮し、最適な降下ルートを割り出した。

 個々のエンジンの性能のばらつきも考えてプログラムを設定。周囲の岩石の形も確認し、目的地の特定に活用することにした。機体の底部が岩石に触れる危険を少しでも抑えるため、着地時の姿勢をやや傾けた。

 こうした工夫の末、チームが見込んだ着地の誤差は2・7メートル。目的地の3メートルに辛うじて収まり、着地を敢行した。責任者の津田雄一プロジェクトマネージャは「かつては気にもしなかった細かい工夫をした。技術的に相当、困難だった」と話していた。

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