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「ジャージーが6着も」…直木賞の真藤さん喜び語る

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第160回芥川賞・直木賞贈呈式で、直木賞の真藤順丈さんは“トレードマーク”のジャージ姿ではなく、スーツに身を包んで登壇。受賞の喜びを語った=21日夜、東京都内
第160回芥川賞・直木賞贈呈式で、直木賞の真藤順丈さんは“トレードマーク”のジャージ姿ではなく、スーツに身を包んで登壇。受賞の喜びを語った=21日夜、東京都内

 第160回芥川賞・直木賞の贈呈式が21日、東京都内で開かれ、芥川賞に選ばれた上田岳弘(たかひろ)さんと町屋良平さん、直木賞の真藤順丈(じゅんじょう)さんがそれぞれ喜びと今後の抱負を語った。

 上田さんの受賞作「ニムロッド」は、仮想通貨技術などを題材に、高度情報化社会を生んだ人類の欲望と憂鬱をすくい上げた作品。選考委員の吉田修一さんは「上田さんという作家の“脚力”に驚かされた、百点満点の小説。この満点という評価はくせ者といえばくせ者なのだが、上田さんならこの先、壁を簡単に乗り越えられると思う」と期待を寄せた。

 上田さんは「従わせようとするものに対しては、反抗していかないといけない。むしろ、反抗することが作家の使命だと僕は思っている」と持論を述べたうえで、「今後も衝動が無くならない限りは(作品を)書き続けていきたい」と力強く語った。

 町屋さんの受賞作「1R1分34秒」は、弱点を自覚したプロボクサーが練習の中で心身を変容させていく様子を描く青春小説。吉田さんは「町屋さんが書く言葉にはちょっとたどたどしいところがあるが、その言葉が並ぶと文章がみずみずしくなる。ボクシングが題材なのに暴力性を感じないことが、作家としての才能だ」と評価した。

 〈ただ何かを続けていることがこんなにも傲慢なことだとは思わなかった〉

 町屋さんは受賞作執筆の最終段階で、このくだりを加えたことを明かす。「自分の小説はどうなのか、と考える気持ちがあった。この先も“傲慢さ”にぶつかると思うが、それとしっかり向き合い、書き続けたい」と意気込んだ。

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