PR

ライフ ライフ

女子中学生の「スラックス制服」23区で広がる 中野、世田谷は今春から全校

Messenger
中野区立中学校の既存の女子用標準服(左)と、今春から導入される女子用のスラックス制服(いずれも一例)
中野区立中学校の既存の女子用標準服(左)と、今春から導入される女子用のスラックス制服(いずれも一例)

 東京都中野区と世田谷区の全ての区立中学校で、この春から女子生徒がスカート以外にスラックスの制服を選べるようになる。23区では両区以外でも同様の動きが広がっており、性的少数者(LGBT)だけでなく、防寒や動きやすさといった面を考慮してスラックスを希望する女子生徒もいるという。

 中野区ではこれまで5つの区立中で、女子生徒がスカート・スラックスのいずれかの制服を自由に選択できていたが、残り5校は生徒から希望があった場合にのみスラックスを作成しており、積極的に選択肢を示していなかった。今春からは全10校で選択が可能になるため、新入生説明会などでスラックスの展示や説明を実施していく。

 同区では平成30年12月、小学6年の女子児童が「ズボンをはいて中学に通いたい」と酒井直人区長に要望書を提出。この児童がクラス内で行ったアンケートでは14人中「ズボンがはきたい」が6人、「どちらもはきたい」5人、「スカートがいい」3人-という結果になったという。酒井区長は「中野区は多様な生き方を受け入れる地域社会の実現を目指している。子供が行政に提案し、実現させることができるといういい事例にもなったのでは」と話している。

 世田谷区では30年3月の区議会で議員から要望が出るなどした経緯があり、区教育委員会が検討を進めていた。女子のスラックス制服を認めるかどうかについては、これまでは各校が個別に対応していたが、今春からは新入生に配布するカタログの制服に「男子用」「女子用」といった表記をせず、全29校で自由に選択できるようにする。

 担当者は「心のハードルを低くした。LGBTとは関係なく、寒いから、動きやすいからといった理由でスラックスを希望する場合もある」としている。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ