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「スピリチュアルケア」患者家族らに学ぶ 大阪で研修会

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スピリチュアルケアの研修会で事例検討を行う医療者ら=大阪市福島区の関西電力病院
スピリチュアルケアの研修会で事例検討を行う医療者ら=大阪市福島区の関西電力病院

 がん患者や家族の苦悩を和らげる「スピリチュアルケア」について、実際の患者家族や僧侶から学ぶ医療者向けの研修会が、大阪市福島区の関西電力病院で開かれた。大阪府の補助事業として同病院が主催した初の試みで、府内の医師や看護師ら約40人が事例検討などに取り組んだ。

 スピリチュアルケアは「なぜ自分ががんになったのか」などと生きる意味を見失うような根源的な苦悩に、傾聴などを通じて対処するケア。世界保健機関(WHO)が緩和ケアに含まれると定義している。

 研修会では、飛騨千光寺(岐阜県高山市)の大下大圓住職(64)と同病院緩和ケアセンター長の梶山徹医師(61)が講義。梶山医師は「医療者は心をこめて日々のケアを行い、相手の価値観を受容することが大切だ」と指摘した。

 続いて参加者らが4グループに分かれ、一昨年に妻を乳がんで亡くした水野健さん(64)の事例を検討。当時、妻とともに同病院の緩和ケア外来を訪れた水野さんは、現在も梶山医師と交流があることから、議論に立ち会った。

 妻は抗がん剤の使用を拒み、水野さんは意思を尊重したものの、状況を受け入れられずに泣いてばかりいたという。参加者からは「妻だけでなく、夫も安心して感情を出せる場を作るべきだ」などの意見が出され、水野さんは「がん治療が進歩してもスピリチュアルケアは必要」と語った。

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