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【ビジネスパーソンの必読書】

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『国際線機長の危機対応力』横田友宏著(PHP新書・880円+税)
『国際線機長の危機対応力』横田友宏著(PHP新書・880円+税)

 受験シーズンも、もう後半戦。毎年のことだが、この時期は、どうしても大雪やインフルエンザの流行と重なる。受験生や保護者の方々は、これまでの頑張りをふいにしないよう、しっかりと健康管理に気を配ってほしい。春はもうすぐだ。(情報工場「SERENDIP」編集部

 ◆「何となく」も大事

 『国際線機長の危機対応力』横田友宏著(PHP新書・880円+税)

 パイロット、特に長時間のフライトをこなす国際線機長には、想定外の危機に迅速かつ適切に対処する判断力が求められる。元JAL国際線機長の著者が、世界30カ国の主要空港へのフライトや、後進の育成経験をもとに、卓越した「現場力」を指南。

 パイロットは機上で「部分情報問題」に直面する。問題を解くのに必要な一部の情報が与えられない、という問題だ。気象条件の急変や、トラブルによる空港閉鎖などを予測するのは困難。それらは前もって「与えられない情報」になる。この問題に対し著者は、「何となく」の違和感を大事にすることで対処する。「気のせい」と片付けず、オペレーションを中止してでも、事実を確認する。場合によっては最初からやり直す。

 著者が「AIが機長になるのは不可能」と言うのも、部分情報問題があるから。経験からの直感や乏しい情報からの推論ができないAIの「とっさの判断」に期待するのは危険なのだ。

 ◆発見を楽しむ

 『天然知能』郡司ペギオ幸夫著(講談社選書メチエ・1700円+税)

 私たちが今、世界を認識するために発揮すべき「知性」は「天然知能」である-。そんなユニークな視点でAI時代の「ものの見方」「考え方」に一石を投じる。

 著者の造語である「天然知能」と比較されるのは「人工知能」と「自然知能」だ。人工知能とは、AIに限らず「自分にとって意味のある情報」のみを取り入れる知性を指す。自然知能は、自然科学など客観的な知識を参照してものを考える知性だ。

 対して天然知能は、まだはっきりと知覚できない「外部」をそのまま受け入れる。例えば道に迷ったとき、人工知能は周囲のデータを集め分析して正しい道を探す。自然知能はGPSを使う。天然知能は未知の状況を受け入れ、道を探すのとは関係のない新たな発見を楽しむ。それは「創造」につながっていく。

 人工知能的な部分も自然知能的な部分も持ち合わせる私たちだが、不確実な未来に対峙(たいじ)できるのは、天然知能だけかもしれない。

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