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【平成の証言】「妻と息子を大津波で失った」(22年12月~23年5月)

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東日本大震災の津波で流された大量の家屋=平成23年3月12日、宮城県気仙沼市
東日本大震災の津波で流された大量の家屋=平成23年3月12日、宮城県気仙沼市

 31年4月30日の終わりに向けてカウントダウンが始まった平成時代。私たちが受け止め、発した言葉は時代の証言となって「あのとき」をよみがえらせます。「平成の証言」を、元年からひと月刻みで振り返ります。

平成22年12月

 「ランドセルです。子供たちのために使ってください」(「伊達直人」を名乗る贈り主)

 クリスマスの25日、前橋市の児童相談所の入り口前に、ランドセル10個(計30万円相当)が贈り物としておかれていた。伊達直人は昭和40年代に人気があったプロレス漫画「タイガーマスク」の主人公の名前。物語では自身も施設出身で、ファイトマネーを施設へ寄付していた。年明けには神奈川県小田原市の児童相談所にも伊達直人の名で6個のランドセルが届き、「群馬の件に感銘を受けた。自分も何かできれば」。善意のリレーは今も続いている。

23年1月

 「90歳を過ぎて詩を書き始めた頃は、息子に褒められることがうれしくて。それが新聞に載って詩集になり、夢のようです」(柴田トヨさん)

 5日、宇都宮市の柴田さんが本紙1面の「朝の詩(うた)」に投稿した詩などをまとめた詩集「くじけないで」の発行部数が、100万部を突破したと発行元の飛鳥新社が発表した。当時99歳だった柴田さんは大きな反響に「寄せられた声が、枯れ木のような私に花を咲かせてくれた」と本紙に喜びを語った。25年1月に亡くなったが、奉公など苦難もあった101年の生涯が映画化され、同年11月に公開された。

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