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妻が明かす 闘病の西城秀樹さん 口にしなかった「引退」

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「大丈夫と…」

 退院後は、これまでと変わらない生活を送ることができたこともあり、美紀さんも「定期検査をしてお薬を飲んでいれば大丈夫と思っていたんです」。

 しかし、2回目の脳梗塞で、正しく発音ができなくなってしまう「構音障害(こうおんしょうがい)」が残った。懸命のリハビリの末、まもなく仕事に復帰。だが、秀樹さんは先天的に血管がもろく、その後の検査で繰り返し、脳梗塞が見つかる。

 23年12月には、大きな脳梗塞が見つかった。これが「2回目」と報道されたときだ。右半身にもまひが残り、手足が自由に動かせなくなった。

仕事そして家族

 26年には、脳が萎縮し自律神経に障害が出る「多系統萎縮症」と呼ばれる脳疾患も発覚。薬を飲み、検査を受け、リハビリに通いながら仕事を続けた。年間80回ものコンサートに出演した年もあった。

 「仕事があったからこそ、生きることへの意欲がわいて、病気と闘ってこれたんだと思います」

 そして、3人の子供に恵まれた秀樹さんには、家族の存在がなによりも大きな支えになった。

 「子育てがあったから、決して暗くならずに過ごすことができました。秀樹さんは、家族の前で弱音を吐くことはほとんどなかったですね」

 文化祭や運動会などの子供の行事には積極的に参加した。足が悪くなってからも子供たちと一緒に公園で散歩したり、ショッピングモールに行ったり。

 「秀樹さんが前向きだったから、家族もがんばれたし、明るくいられたのかな」

最後のステージ

 27年に還暦を祝うライブを開催した後、体調が優れない日が増えていった。口数も減り、体重も減少した。

 それでも、ステージへの情熱は消えることなく秀樹さんを支えた。30年4月14日に栃木県で行われたコンサートから戻った秀樹さんは、久しぶりに家族とのおしゃべりを楽しんだ。

 「話しかけても答えない日が多くなっていたので驚きました。秀樹さんはステージからこんなにも元気をもらっているんだと感じました」

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