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【健康カフェ】(146)チョコレート 健康効果あるが食べ過ぎはダメ

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 今日はバレンタインデー。自分へのご褒美として、いつもは食べないような高級チョコレートを購入する人も多いそうです。糖尿病で通院している50代女性もチョコレートが大好き。糖尿病なのであまり食べてはいけないことは分かっているのですが、やめることができず、血糖値も目標を大きく上回っています。

 甘いチョコレートは肥満の原因になりそうですが、しばらく前からチョコレートが健康にいい影響を与えることが、さまざまな研究から言われるようになっています。その決定版とも言える研究結果が今年1月、英国の医学雑誌に発表されました。これは、チョコレートと心血管病の関係について調べた複数の研究をまとめて評価したものです。

 それによると、チョコレートをよく食べる人はあまり食べない人に比べ脳卒中や心筋梗塞が少なく、心血管病全体では12%少ないという結果でした。また、食べる量が週当たり20グラム増えると心血管病が1・8%減っていました。ただ、食べれば食べるほど心血管病のリスクが下がるわけではなく、最もリスクが低いのが同45グラム食べる人でした。日本のチョコレートの消費量は同40グラム程度なので、いい線をいっているのではないでしょうか。

 チョコレートの健康効果は主にカカオに含まれるフラボノイドによるものと考えられています。フラボノイドは、抗酸化作用があるとされるポリフェノールの一種で、血圧や脂質、血糖を改善し血小板の凝集を抑える作用があり、心血管病など動脈硬化が原因の病気を減らす可能性があります。

 ただ、チョコレートが甘いのは砂糖のおかげで、甘くておいしいものはカロリーも高くなるため、食べ過ぎれば体重が増えたり血糖値が上がったりする可能性があります。冒頭の女性の血糖値がよくないのも、食べる量に問題がありそうです。チョコレートで健康効果を得るには、フラボノイドが多く、砂糖が少ないダークチョコレートにし、量も控えめにする必要があります。今回の結果から、チョコレートが嫌いな人も「健康のために」と食べようとするかもしれませんが、嫌いならばわざわざ食べるほどのものではありません。(しもじま内科クリニック院長 下島和弥)

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