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重要な一歩も…廃炉計画の視界晴れず デブリ調査

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公開された、福島第1原発2号機の原子炉格納容器内調査で確認されたデブリと見られる堆積物接触中の画像=13日、東京電力福島第1原発(東京電力提供)
公開された、福島第1原発2号機の原子炉格納容器内調査で確認されたデブリと見られる堆積物接触中の画像=13日、東京電力福島第1原発(東京電力提供)

 東京電力福島第1原発2号機で、東電が13日に初めて実施した溶融核燃料(デブリ)の接触調査は、平成33年に作業開始を目指すデブリの取り出しに向けて必要な情報を得る重要な一歩だ。ただ、デブリとみられる堆積物には、さまざまな性質のものがあることが調査で分かり、放射線量が高い現場で全てを除去するのは困難とみられる。他にも使用済み燃料の取り出しなども停滞気味で、東電の廃炉計画の視界は晴れない。(福田涼太郎)

 「ファーストステップとして…」。東電の広報担当者は記者会見で、デブリとみられる堆積物を持ち上げて外部に運ぶことが可能との認識を示す一方、記者から堆積物が大量に広がっていて「回収が困難では」とただされると、調査の成果があくまでも当初のものであることを強調した。

 今回の調査では、小石状の堆積物は持ち上げられることが分かったが、デブリは原子炉圧力容器を支える構造物の内外に存在するとみられ、量の多さからしても取り出し作業は容易ではない。持ち上げられなかった粘土状の堆積物は硬い性質の可能性もあるため、削ったり切断したりできる機器を開発するなど、戦略を見直す必要が出てきた。

 デブリを取り出すことができた場合、保管場所は構内に新たな建屋を建設する予定だが、その後の処分方法は未定という。

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